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【特集】旧正月の正しい過ごし方って?文化・風習もまとめて徹底解説!②

ニェンイエファン 年夜飯


お節料理は縁起を担いだメニュー

 

年夜飯とは日本でいう「お節料理」のこと。

「團年飯」、「團圓飯」ともいい、こちらは「家族みんなで囲む食事」や「一家団欒の食事」という意味合いがある。

日本では北海道を除き、ほぼ全域で大晦日までにお節を仕込んでおき元旦になってから食べるが台湾では大晦日から食べる

メニューはすべて長寿を願った「長年菜」で、嘉義縣以北の地域ではカラシナ、台南や高雄、屏東では根付きほうれん草。

いずれも切らずに長いまま食べることで百歳まで長生きできると言われている

ユー


 

魚料理は欠かすことのできないもので、これは「余(余る)」と同じ音であることに由来する。

魚の頭と尾は食べず、また食べ切らないで少し残すことで「年年有余(ニェンニェンヨウユー)」、

お金が余る、裕福になることを祈念する。

フオグオ  火鍋


 

鍋料理はみんなで一緒に食べるものなので、団欒を代表するものとして台湾ではよく食べられる

ドウガン  豆乾


 

豆乾は豆腐の一種で、干した硬い豆腐のこと。台湾語で「陞官」、つまり「昇進」と同じ音を持つことから食べる

ツァイトウ 菜頭(大根)


吉兆を意味する「彩頭」と同じ音であることから、

めでたいことで一年を始める「好彩頭(ハオツァイトウ)」とかけて食べる

調理法は問わないが、スープにすることが多い。

 

ユーワン  魚丸(魚のすり身団子


 

魚丸は蝦丸、肉丸と合わせて「三元」といい

「歲之元、月之元、時之元(年の初め、月の初め、時の初め)」を大切にすることを指す。

また丸いものは「團圓」で「一家団欒」の意。

 

ジウツァイ 韭菜(ニラ)


ニラは「韭」の音が「久」と同じであることから「久久長長」、

良いことが末永く続くように、との願いを込めて食べる。炒めものやスープ、鍋の具材として使われる。

 

シーハン  食蚶(アサリ)


アサリは一般的には「蛤蜊(グーリー)」と呼ばれるが、

古代は貝を通貨として用いていたことから財運を祈願して食べる。

食べた後の殻はベッドの下に置いておくとさらに縁起が良い。

 

ミエンシエン  麺線


 

細い素麺のような麺で、長いものを食べると長寿になる、と言われる。

 

ジャオズ  餃子


 

古代の硬貨「元寶(ユエンバオ)」に形が似ていることから、

金運や財運を願い「招財進寶(財運を招く)」として縁起がいいとされている。

 

シュイジューダン  水煮蛋(ゆで玉子)


殻を剥いて食べることで、「殻を破り新しく生まれ変わる」ことを意味する。主に南部で食べるものとされる。

お店の営業時間


日本と同じく、デパートなど商業施設や観光スポットは営業時間を短縮するところも。

うっかり行って「やってなかった~」とならないように注意したい。

年貨大街


過年が近づくとそわそわし始める台湾の街。

迪化街が有名な「年貨大街」は、正月用品の買い出しに訪れる人で賑やか。台湾の年越しの雰囲気が味わえる。

世貿年貨大展 1/3(金)~1/6(月)10時~18時

住:台北市信義区信義路五段5號台北世貿一館

U: souvenir-fair.top-link.com.tw

・新化老街 1/10(金)~1/24(金)

住:台南市新化区中正路

・迪化街商業圏 1/10(金)~1/23(木)

住:台北市大同区迪化街一段

 

・三鳳中街 1/10(金)~1/24(金)

住:高雄市三民区三鳳中街

※その他新北市の淡水老街や九份老街、台中の天津街、繼光街でも行われているが、規模は小さめ