台湾を10倍楽しむための最新情報誌!!

【特集】パワースポットでいざ、開運!幸運を呼ぶ 台湾のお寺巡り②

霞海城隍廟 (シアハイチェンホワンミャオ)


一番人気は縁結びの神様

休日ともなるとこの盛況ぶり

 

「城隍」とは土地の守護神のことで、現在では雨乞いや無病息災、国の安泰を統べると信じられている。

霞海城隍廟は1821年現在の龍山寺近辺のエリアに建立、59年に現在の場所へ移った。

迪化街の南側、永楽市場隣に位置し、観光やショッピングと合わせて参拝する人が多いようだ。

こちらが〝月老(ユエラオ)〟こと月下老人さま

 

城隍爺城隍夫人八司官文武判官、七爺八爺の愛称で知られる謝将軍范将軍

八将馬使爺義勇公、そして月下老人

月下老人は龍山寺にも祀られているし、ここには上記の通りほかの神様もいるにも関わらず、

なぜかこちらの廟では月下老人に参拝する人が殺到する。

というのも、月下老人は〝縁結び〟の神様

左手に人の縁を記した婚姻帳、右手に杖を持ち、まだ見ぬ運命の相手との赤い糸を繋ぐと言われている。

月下老人に参拝する場合は、入り口に向かって右側のカウンターで「参拝セット」とお供え物を購入、

線香に火をつけ外の香炉にくべたら中へ。本殿正面の左側にいるのが月下老人なので、

名前と生年月日、住所を伝え、良縁に恵まれるよう祈るとよい。日本語のできるスタッフもいるので安心。

 

(info)

住:台北市大同区迪化街一段61號

電:02-2558-0346

営:6時16分~19時47分

U:tpecitygod.org

ACCESSMRT松山新店線「北門」駅で下車、塔城街に沿って北上すること徒歩10分

松山慈祐宮 ソンシャンツーヨウゴン)


夜市巡りと媽祖生誕祭り

屋根の上の福禄寿に目を凝らしてみて

 

1735年創建と由緒正しいこちらのお寺は松山駅からすぐ、

饒河街夜市や服飾問屋街の五分埔商業圏からもほど近い。

もともと「錫口媽祖宮」という名前で、基隆港に近いことから海の神として知られる天上聖母・媽祖を祀った。

島国・台湾にとって媽祖は最も重要な神様

 

本殿に鎮座する媽祖は、俗名を「林黙娘」といい、生まれた時産声を上げなかったことに由来する。

媽祖は神通力で村人たちを助け、29歳で昇天すると航海や漁業を守護する神として崇められるようになった。

また屋根には福・禄・寿の3人が乗っていて、子宝や財運、長寿のご利益がある。

そのほか本殿内の「註生娘娘」は子宝、安産の神様。

なお旧暦の3月23日、新暦で今年は4月15日だが、この日は媽祖の誕生日とされ、全土の媽祖廟で盛大な祭りが行われる。

 

info

住:台北市松山区八徳路四段761號

電:02-2766-3012

営:5時~22時半

FBSONGSHANCIYOU

ACCESSMRT松山新店線「松山」駅で下車、5番出口から出て北側向かい

 

大龍峒保安宮 ダーロンドンバオアンゴン)


医療の神様に健康祈願

1742年、福建省からの移民が故郷の「慈済宮」の保生大帝の分霊を持ち帰り建立した。

艋舺龍山寺、艋舺清水巌と並ぶ名刹で、合わせて「台北の三大廟門」と呼ばれている。

市内でもかなり大規模なわりにひっそりと静まり返っていて、観光客は少なめ。

保生大帝は医療の神様なので、主としてお年寄りや病気を抱えた人がお参りに来るためかもしれない。

なお哈密街を挟んだ向かいの孔子廟も荘厳な建築で、庭も美しいので合わせて訪れるのがオススメ。

 

(info)

住:台北市大同区哈密街61號

電:02-2595-1676

営:6時30分~21時半

U:www.baoan.org.tw

ACCESSMRT淡水信義線「圓山」駅で下車、2番出口から庫倫街に沿って西へ徒歩10分、大龍街を右へ

指南宮 ジーナンゴン)


山の中腹から街を望む

お茶屋が立ち並ぶ「猫空(マオコン)」エリアの中腹にある大きなお寺。

猫空観光ついでに…と山道を歩くとかなりの距離があるので、足に自信のない人はケーブルカーを利用しよう。

道教の「八仙」の1人「呂仙公」を祀っており、悪政に苦しむ人々を助けたという伝説から、

民間で非常に人気の高い神様。武神で財神、また試験の神様であると言われる。

しかしその一方では生前の悲恋から、訪れるカップルを別れさせてしまうという噂も。

 

info

住:台北市文山区萬壽路115號

電:02-2939-9922

U:bit.ly/36wev4Q

ACCESSMRT文湖線「動物園」駅2番出口からケーブルカー「猫空纜車」に乗って3駅目「指南宮」駅で下車

東和禅寺 (ドンフーシャンスー)


台湾人僧侶が守り伝える日本仏教

台湾に今も残る数少ない日本のお寺。

日本統治時代の1910年、曹洞宗の大本山、永平寺と総持寺の別院として建立された。

台湾における曹洞宗の布教拠点となった。

本堂は老朽化により再建されたものだが、

林森南路に面した鐘楼は建立当時の姿を残しており、台北市の古跡に指定されている。

 

info

住:台北市中正区仁愛路一段21之33號

電:02-2393-4598

dongher.org.tw

ACCESSMRT板南線「善導寺」駅で下車、2番出口から南へ徒歩10分、門は林森南路に面している。

また「台大医院」駅からも同距離