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永康街に20年、昭和の雰囲気が漂うカフェ【珈琲時光】卡瓦利義大利咖啡館

近頃、ショッピング&グルメスポットとして観光客も多く訪れる永康街に、20年以上も留まり続けているカフェ。
ゆったり流れるクラシックにビロードの椅子、渋い焙煎の香り…どこか懐かしさを思わせる雰囲気が漂っている。
そう、ここは〝カフェ〟ではなく、昭和の喫茶店だ。

1996年にオープン、それから数年でオーナーが海外へ移住することになり、常連客だった男性が後を継ぐ形で新オーナーに。
「この店が好きで、なくなってほしくなかったから」。

元来苦めのイタリア式が好きだったことから深煎り豆を揃え、2004年には自家焙煎もスタートする。アメリカ発の〝サードウェーブ〟ブームが到来してもその味を変えることはなかった。

今回試飲させてもらったのは「カプチーノ」(150元)と「アイスモカ」(180元)、「ティーラテ」(220元)。
いずれも素朴な、それでいてしっかり大事に手をかけた味が光る。それに、友人の作という名物「べイクドチーズケーキ」(80元)を添えて。

地価がぐんぐん上がる永康街で、この価格でやっていけるのかと心配になるが「昔から来てくれているお客さんを大切に」との思いが表れている。

●info

卡瓦利義大利咖啡館
住:大安区永康街2巷5號
電:02-2394-7516
時:9時半~23時(金・土・日祝は~24時)
FB:Cavaralli