2018.3.6
その名の通り台湾中部に位置する台中市。台北から鉄道で1~2時間とアクセスも便利で、鉄道チケットも当日買いで問題ナシ!
思い立ったらすぐ行ける台中を拠点にして、さらに足を伸ばすのもいいかも?
台北駅から高速鉄道(高鐡)or台湾鉄道(台鐡)に乗車。
高鐡で47分~1時間、片道指定席700元、自由席650元。
台鐡の場合は1時間45分~3時間25分、241元~375元。
ただし台中市中心部には高鐡駅よりも台鐡駅のほうが圧倒的に便利なので、
台鐡の「普悠瑪号」など停車駅の少ないものに乗るのがオススメ。
1997年に建てられた2階建ての欧風建築、実は東京駅を設計した日本人建築家・辰野金吾氏によるもの。現在は台中銘菓「太陽餅」と街の歴史を紹介する施設として運営されている。
2階では太陽餅の生みの親である魏清海氏のことや太陽餅の伝統製法に道具類、日本統治時代に建てられた建物の特徴、街の成り立ちまでを余すところなく展示。また1階には自分で太陽餅を作るD.I.Yコーナーも。4人以上から予約OKで、約1時間6個で250元。
店内では太陽餅とパイナップルケーキのほかにも、台中で作られた雑貨やお菓子、コーヒーなども販売。イートインスペースもあるのでゆっくりできる。
①どことなく懐かしさを覚える赤レンガの欧風様式建築
②ホロホロと崩れる素朴な味わいの太陽餅
③日本統治時代の写真や風景画を展示
④小学生のグループ体験。みんな一生懸命
(info)
住:中区台湾大道一段145號
電:04-2229-5559
営:8時~21時
FB:tybnline
1938年創業、当初はリヤカー販売だったという超老舗かき氷店。日本のかき氷を真似て作ったかき氷はどんどん人気を増し、80年代には1日に1万杯を売るほどになったとか。その後日本人にも人気の雪花冰風「雪綿」を始めメニューを大幅に増やし、2014年に現在の場所へ移転、日本の銭湯を彷彿とさせる涼やかで開放感がありつつレトロな雰囲気の店内にリニューアルした。富士山を模した「窗花(窓枠)」を見つけてみて。健行路542號、北平路二段98-2號にも支店あり。
「三豆牛奶冰」80元、「招牌蜜豆冰」90元は創業当時からの人気メニュー
きなこ餅風の「焼麻糬」45元
杏仁豆腐の味がする温かい「総合杏仁茶」90元はピーナッツにゴマ、白玉でアレンジ
(info)
住:中区台湾大道一段137號
電:04-2229-3257
営:10時~22時
FB:singfa.ting
同じ並びにある老舗中華レストラン。ここで食事したら、デザートはもちろん太陽餅か、かき氷に。
①広い店内は団体客もOK
②タプタプのスープを閉じ込めた小籠包
(info)
住:中区台湾大道一段129號
電:04-2220-0735
営:11時~14時、17時~21時(月曜休み)
模範街という1本の通りを中心にしたこのエリアは、かつて日本の高級公務員とその家族が暮らす宿舎が立ち並んでいたそう。その当時の古き良き建物を残した閑静な住宅街に、近頃若い人が小さなお店を次々とOpenさせている。
イギリス留学中、温かい食べ物に飢えていた(笑)という台湾人女性2人でオープンさせた、フードメニューが超充実のカフェ。ロンドンのロータリー脇にある、いろんな人が出入りするカフェやパブをイメージ。サラダ以外は温かいメニューを提供することを大切にしている。
(info)
住:西区大和路73號
電:04-2301-5653
営:11時~21時(水曜休み)
NYで食べたベーグルのおいしさに感動したあまり、脱サラしてベーグル屋を開いてしまった若きオーナーの店。2013年にテイクアウト専門でオープンしたが、イートインスペースを熱望する常連客のリクエストに応えるべく料理を勉強し直し、15年にこの場所で再スタートしたという。
ベーグルのアレンジアイディアは尽きることがなく、これまでに100種を編み出し、1日に8種を販売。
(info)
住:西区民生北路107號
電:04-2302-7368
営:10時半~19時(月曜休み)
FB:mofanbagels
オリジナルのポストカードを販売し、店内で書いたものを10年後まで好きなタイミングで発送してくれる〝タイムカプセルサービス〟をしている。夫婦が記念日ごとに訪れたり、お母さんが子どもの誕生日に利用したりしているそう。旅の思い出に1枚いかが?
(info)
住:西区模範街40巷12號
電:0963-165-181
営:13時~20時(月曜休み)
FB:KerKerland
状態のよい中古&セミプロ・アマチュアのCDを販売。時おりインストアライブも開催し、台中の若者の貴重な音楽シーンを創出する場となっている。
(info)
住:台中市西區民權路217巷22號
電:04-2305-9835
営:14時~20時
FB:genkicdshop
日本や東南アジアからの古着を売るセレクトショップ。2階はAirBnBの宿泊スペースも。
(info)
住:台中市西區民生北路96號
電:0932-379-780
営:12時~20時(月曜休み)
URL:used-clothing-store-11.business.site
「足底(ズーディ)」という名の台湾人デザイナーによるハンドメイドシューズブランド。
ちょっとキッチュで美しい靴が並ぶ。
(info)
住:台中市西區民生北路112號
電:04-2260-2202
営:13時~19時(土日のみ営業)
URL:zoodydesign.com
FB:zoodydesign
ここで紹介するのは、デザイナーや職人さん自ら経営するショップで、店内ではD.I.Y体験も可。お土産を買うだけでなく、自分だけのワン&オンリーを旅の思い出に持ち帰ってはいかが?
3人の若手ジュエリーデザイナーが協力して運営するアトリエ兼ショップ。それぞれがデザインから製作までを手がけ、時にはギャラリーなどでの展示販売も行っているそう。
リングの製作体験は1580元〜/1〜2時間。文字や柄を彫ったり、捻ったり重ねたりと自分だけの世界に1つだけのリングが作れる。英語も堪能で、手取り足取り教えてくれるので心配ご無用。
D.I.Yで作れるリング。文字も彫れるのでカップルに人気
彫り柄のパターンはこんな感じ できあがり♪
(info)
住:中区中山路77號
電:04-2223-2107
営:13時~21時(土日は11時〜、月曜休み)
FB: 77chichic
ドライフラワーのアレンジメントを販売するほか、制作体験もできる。レッスンは499〜1800元/30分〜。アロマキャンドルとセットになったアレンジもあるので、お土産にも喜ばれそう。ハサミやテープなど自宅にもあるアイテムでできるので、しっかり覚えれば自分でも再現できるかも?
天井を埋め尽くす花材はソーラーローズにユーカリ、満点星、ラベンダーなどなど
荷物に入れても崩れず持ち帰れる
(info)
住:西区模範街40巷12號
電:0958-958-813
営:11時~18時半(土曜13時~20時、日曜休み)
FB: ttsd.flower
古くは屏風や欄間、嫁入り道具から扁額などを手がけていたという、創業80年以上になる老舗の彫刻店。現在は2代目になるお父さんとその息子の3代目が経営している。
木工製作体験はコースターやバターナイフ、まな板、スプーンなどを用意。体験は500〜1100元/2〜4時間。彫り柄も伝統的なものを、職人自ら教えてくれるので、より台湾らしいものが作れる。
バターナイフは500元/2時間 取り壊した家などの木材をリサイクルした玩具や生活用品
(info)
住:中区仁愛街8-7號
電:0936-827-189
営:9時~18時(日曜休み)
FB:commastudio
アートショップが立ち並ぶfantasy(范特西)というエリアにある、樹脂粘土で作るミニチュアハンドメイドのショップ&スクール。
中でも日本人に人気なのは、やっぱり台湾屋台フード。399元/1時間〜と手軽に体験できるのがうれしい。
このエリアはほかにも小さいハンドメイドのショップがたくさんあるので、片っ端から入ってみても楽しい。
台湾風居酒屋を丸ごと作るには何日かかる?
(info)
住:西区中興一巷14號2階K
電:04-2305-0080
営:12時半~19時半
FB:myminifood
民俗文物館内にある、お香の専門店。ここでも350元/40分で自分だけの香りをブレンドしたお香の製作体験を実施している。香粉は7種類を用意、日本人は花の香りが強めのものを好んで使うとか。
子どもの頃から伝統文化が好きだったという職人の陳さん
工芸店5軒が入居する民俗館
(info)
住:北屯区旅順路二段73號
電:0953-135-700
営:12時~17時(月曜休み)
FB: tw.shinshinjai
台湾で最も古くからある街・台中の市場では、当時の面影を色濃く残している。
昔からあるグルメや雑貨などなど、レトロで趣深い台中を知るには市場を巡るのがいちばん。
1917年、日本統治政府の都市開発計画によって建設された市場。2700坪の敷地面積に、肉や魚、乾物、野菜などの店舗が区画を分けて売られている。ここで注目なのが、ご当地グルメの店。朝ごはんから晩ごはんまで、出店者も互いの店で食事を取ったりと、台中市民のローカルな台所となっている。
「顔記肉包」の肉まんはソースを注入してから食べるのが台中流
六角形の建物内部には6本の通りが おいしいものにありつけそうな看板
活気のある市場から元気をもらえそう 老舗「山河魯肉飯」の魯肉飯は角煮がゴロン
(info)
住:中区台湾大道一段370號〜400號
営:6時~18時
まだ20代前半の若者2人が発起人となって運営するウィークエンド・アートマーケット。2人は大学生の時、先生に連れられて旧国税局宿舎跡地「審計新村」を訪れ、この場所を何かに転用できないかと考えた末にマーケットの開催を思いついたそう。今では毎回300件以上の申し込みから約80店が出店しており、若手の作品を世に出す大事な役目を担っている。
漆器のブランド「老山行」の3代目は日本の大学でワークショップも行っている
繊細でシャープなデザインのアクセサリーブランド「微生物」
(info)
住:西区民生路368巷8號
営:土日10時~17時
FB:lolemarket
少々アングラな雰囲気が漂うこちらは、かつて向かいにあった米軍の宿舎によって発展した市場。今では店舗が減ったが、近頃はカフェや中古書店、骨董店などこの雰囲気を最大限に活用した店舗が入居する。通りに面した外側には食品を売る店も。
人が住んでいるエリアは撮影禁止の場合も
若者が夜な夜な集うカフェ
建物ごとアンティークな骨董店
美大の学生がデザインした公衆トイレ
(info)
住:西区五権西路一段14號
創業100年超の和菓子&中華菓子店。2014〜16年は3年連続で「台中10大お土産」にも選ばれている。日本の伝統的な技法と台湾食材が見事に融合したお菓子の数々、ぜひ食べ比べてみて。
人気エリア「草悟道」の一角
夏季の人気は抹茶の「懶人冰」
台湾素材で作った懐かしい味わいのお菓子たち
(info)
住:西区向上北路136號
電:04-2302-7552
営:11時半~21時
オープンしてまだ半年、できたてホヤホヤの魯肉飯専門店。ホテルシェフを務めた弟が包丁を振るい、兄が経営する。お兄さん曰く、台湾の魯肉飯はおいしいけれど立地や環境の問題でなかなか外国人に食べてもらえないため、入りやすい店を作りたかったとか。さすがホテル仕込み、と頷ける味だ。
清潔感のある店構え
マストオーダーはこの4品!
魯肉飯35元、お弁当なら60元〜
(info)
住:西区美村路ㄧ段220號
電:04-2301-3008
営:11時半〜14時半、17時半〜20時半(火曜休み)
FB: YUITANGCHUN