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2018.3.1
台北市と新北市を走るMRTやバスに掲示されているポスターのことだな。
「也許他有需要,只是你看不到」というコピーが付いているが、これは「もしかして彼/彼女には必要なのかもしれない、あなたには見えないだけ」という意味なんだ。
つまり、パッと見どこも不自由そうにない若者が優先席(博愛座)に座っていたとしても、見た目ではわからないだけで優先席を必要としている人なのかもしれない、だから立たせようとしたり冷たい視線を投げかけたりするのはやめましょう、という標語のポスターなのさ。
日本でも妊娠初期の女性が、気分が悪くて優先席に座っていたら白眼視されるなんてことが問題になって、後に「マタニティマーク」が配られるようになったよな。それはそれで、別のトラブルになったりもしているようだが…。
こちらのアクションは動画版もあって、義足を付けた青年や心臓の悪い少女が登場していて、その影響力は予想を上回るほどなんだとか。
もちろん健常者でも、体調の悪い時なんかは遠慮せず利用するといいぞ。
イラストは台湾の著名イラストレーター・Duncanによるもの。素朴なかわいさがいいよな!
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