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クリエイターの未来を繋ぐマーケット【未来市】

人気の週末お出かけスポットとして知られる「1914華山文創園区」内に2018年オープンした「未来市」は、台湾や日本のほか東南アジアの若手デザイナーを応援するべく、デザイン商品の展示室として、またそれらを販売するプラットフォームとして作られました。

店内には小型の屋台を思わせるブースがズラリと並び、各ブランドがそのコンセプトやアイデンティティを表現しています。

各ブースにただ商品を並べるのではなく、「未来式」のキュレーションのもと「展示」するスタイル。

アーティストや作家にとって、作品はただの商品ではありません。暮らしの中にデザインとアートがそっと紛れ込むような、ステキなアイテムの数々が揃えられています。

「未来市」を主宰する「未来式 有限公司」の立ち上げ人、グレース・ワンさんにお話を伺いました。

未来市のコンセプトは

1.デザイナーズブランド商品の展示と販売
2.生活×アートの普及
3.異業種のコラボとコンサルティング

の3つ。つまり、デザイナーやハンドメイド作家による作品・商品の展示と販売、そして消費者の生活に優れたアートやデザイン性の高いものを採り込むことを提案、さらにはデザイナーや作家同士の交流・コラボレーションのきっかけになることを目的として作ったのだそうです。

「もし売れ行きが悪ければ、作家と一緒にその原因を探る。陳列だったり、パッケージだったり、必ずどこかに理由はあります。それを試行錯誤しながら見つけていって、ほかのデザイナーとのコラボによって状況が大きく変わることも」

 

入り口を入ってすぐ目についたのは、「+10(テンモア)」。

2人の女性デザイナーが立ち上げた靴下ブランドで、日本からの旅行者にも大人気。

こちらは各ブランドが週替わりで展示できるスペースなのだとか。

こちらは期間限定POP-UPコーナー。

子どものためのデザインブランド「Petit Mode(小時尚工坊)」と未来市のコラボにより、6/18(木)まで出展しています。

6/7(日)にはワークショップも実施!

若手デザイナー&クリエイター6人のユニットからなる皮革インテリアブランド「ZÜNY」。

子どもも遊べそうなオブジェからペーパーウェイト、ブックエンド、ドアストッパーなど日々の暮らしにスタイリッシュさをプラスしてくれます。

いまや超有名なファブリック・テキスタイルブランド「印花楽 in-Bloom」。

台湾B級グルメやローカルスイーツが描かれたランチョンマットはお土産にも人気のアイテムです。

〝文青〟と呼ばれる若者世代に人気のマガジンを集めたコーナーも。

「秋刀魚」や「小日子」は日本のカルチャーを紹介していることが多く、日本好きな若者必読の雑誌です。

迪化街のせっけん屋さん「大春煉皂(ダーチュンリエンザオ)」。

本店はクローズしてしまいましたが、あちこちのモールに入っているので購入には困らなさそう。

「東海醫院」は〝医師の患者に対する熱意〟と同じだけの情熱をもってデザインすることをモットーとしているとか。

無機質な化学用品を模したカトラリーやキッチンアイテム、インテリア用品を製作しています。

取材なのに思わず購入してしまったのがこちら「原味千尋」のチーズ。

蜂蜜や唐辛子、抹茶、オレオ(!)など様々な味のチーズがおやつ感覚で楽しめます。

もちろんビールにも!ビールにも!台湾ビールにも!!

「台湾好田」の100%レモンエキスはポーションタイプで、持ち歩きにも便利。

オフィスに置いておいて、水筒の水にプラスしたり紅茶にちょっと加えたり。

そして今回、非常に心を惹かれたのがこちら!

苗栗縣に住む女性たちが、イグサに似た「藺草(リンツァオ)」で編み上げた帽子やポーチ。

手仕事の温かみ、草の持つ涼やかさ、そして古くから伝わる伝統工芸の奥ゆかしさが感じられます。

「物外設計」は万年筆やボールペンのブランドで、台湾ではファンも多い人気ブランドです。

重厚感のあるデザインなのに、手になじんで、書きやすさも重視。贈り物の筆頭に挙げられますが、自分用に買う人が多いとのこと。

日本をはじめ、海外のレトロでかわいい雑貨を集めた「moments company」。

台湾のものもあり、日本のデザイン系書籍の翻訳本のほか、台湾人による台湾人のためのガイドブックが気になり即買いしました。

「未来市」は会員制で、出展するブランドは会員になることで商品/作品を置くことができます。

スタッフさんたちは、このすべてのブランドのコンセプトや商品ごとの用途、特徴までをすべて学び、プロフェッショナルな接客をしてくれます。

自分の生活を豊かにしてくれるアイテム、ちょっとした気持ちを添えて上質な贈り物を選びたい時に訪れてみてくださいね♪

住:台北市中正区八徳路一段1號 1914華山文創園区中二館
電:02-2395-5178
営:11時~21時
URL:https://www.thegalaasia.com/
FB:thegalaaisa