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台湾人がいつでもどこでも持ち歩く水筒の秘密

水筒を持ち歩いてるいるのはなぜ?

数年前、日本を訪れた中華圏からの観光客による〝爆買い〟もまだ記憶に新しいよな。彼らがこぞって買い求めたものといえば、炊飯器にTOTOのウォシュレット、そしてタイガーや象印の「魔法瓶」だ。

なぜあんなにも魔法瓶が売れたのか? そりゃやっぱり文化習慣によるものなんだろうな。

台湾人はまあとにかくよく水分を摂る。風邪を引いたなんてウッカリ漏らすと、みんなお湯を飲めお湯を飲めって言ってくるぞ。

なぜかってえと口を揃えて言うのが「人間の身体は6割が水だ」とか「水を飲むと病気にならない」。要は健康的観点からってわけだな。中国の古い医学書「本草綱目」にも、医者が患者に水と少しの海塩を摂るよう薦めたエピソードが書かれてるらしい。

それからお茶の文化だな。ウチの大家のじいさんなんか、日中は友達を呼んで日がな一日茶を飲んでるぜ。じいさん曰く「のどが渇いた」と感じてから飲むんじゃ、身体がすでに脱水し始めてるっつうんだ。

台湾は空港でもショッピングモールでも、飲水機が置いてあって水を補給できるぜ。暑くて汗をかいてもトイレに行きたくなるくらい飲んでおけ、ってのがじいさんの口癖さ。