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2018.9.1
オフィス街の裏通りに面した、シンガポールで有名なチキンライス「海南鶏飯」だけを提供する店。近隣企業に勤めるオフィスワーカーたちのランチ御用達で、12時~13時は信じられないほど混み合う。
短時間でさっと湯通しした鶏肉を15分ほど蒸らし、骨を取ってスライスしごはんに添えただけのチキンライスは90元。これにおかず5品が少量ずつ付くと115元になる。ネギとショウガのタレがまたおいしく、ごはんもどんどん進んでしまう。スープはセルフサービスでお代わりも自由。
混雑時でもテイクアウトの場合はほんのすこ~しだけ早い…かも?
(info)
住:松山区慶城街16巷8號 電:02-8712-1200 営:11時~15時、16時~21時(土日休み)
かつては診療所や漢方の問屋が多く立ち並んだエリアの中心にある、庶民の食堂的立ち位置の店。店内もどこかノスタルジックで、昔のカンフー映画に出てきそうな佇まいだ。
ここは人気なのにそれほど並ぶということがない。というのも、ベテランのスタッフたちがどんどん客を空いているところに座らせ、さばいていくからだ。店を訪れたらとりあえずエプロンをした人に話しかけるといいだろう。
自慢の魯肉飯は小碗で20元、大碗は30元。それからフカヒレスープ「魚翅肉羹」(小50/大70元)もこの店で頼まない客はいないというほど人気なのでマストオーダーだ。
住:大同区重慶北路二段11號 電:02-2558-9685 営:9時~21時20分
永康街の最寄り「東門」駅1番出口を出て路地を北へ入って行くと、永康街のオシャレさとは裏腹なローカル店や市場に出る。その中のひとつがこの店。
「羹(グン)」とはとろみのあるスープのことで、ぶつ切りの赤身肉が入った「赤肉羹」(50元)がこの店の看板メニューだ。常連らしき人々のオーダーを見ていると、女性はスープに麺かごはん、またはビーフンか細い白瀧「冬粉」の入ったものを、男性はスープに魯肉飯という取り合わせ。スープはかつお出汁がよく効いていて、日本人にもなじみやすい味。
住:中正区臨沂街56號 電:0932-139-491 営:6時半~14時半(土曜~13時半、日曜休み)
チャーハンを出す食堂、と思いきやこれはもうほとんど「屋台」。テーブルがわずか2台、席はどうがんばっても10人が限度だ。
とはいえメニュー数はわりと豊富で、とても感じのよいお兄ちゃんがあれこれ薦めてくれる。チャーハンはほかの客がすでに頼んだものならちょっと材料を足すだけだから早いよ、とのことで「牛肉炒飯」(140元)に。これがメチャうまい。余計なものが入っていないのが舌で感じられ、素朴な塩コショウ、ちょっぴりの醤油が胃袋を刺激する。押し豆腐の炒め「炒豆干」も焦がし醤油味でおいしい。
住:松山区民生東路五段27巷 電:02-2763-5576 営:11時~13時、17時~20時半(土曜は昼のみ営業、日曜休み)
古い問屋街「迪化街」の北側にある、これぞローカル中のローカルというべき店。もとは麺だけを売る店だったとあって、店名はその頃の店主の呼び名から付いたそうだ。
メニューは至ってシンプルというか、中国語がわからなければ解読できまい、というハードルの高さ。周りを見てあれこれ指させば、スタッフが伝票に書き込んでくれる。「麺」はスープありとなしから選べて20元。これがあっさりしていて麺自体のうまさが感じられる。人気は表面パリパリの「焼肉」(50元)に茹でた「鶏」(200元)。甘めの醤油ダレでいただく。
住:大同区安西街106號 電:02-2557-7087 営:8時~15時 FB:noodleyeh
「割包」は言うなれば〝中華バーガー〟、肉まんと同じ生地に甘しょっぱく煮た肉と高菜漬け、パクチーを挟み甘いピーナツ粉を振りかけたものだ。
オーダーはテーブルの伝票から、「肥肉」は脂身多めの肉、「痩肉」は赤身、「総合」の「半肥半痩」は脂身と赤身が半分ずつ、「偏肥」は脂身多めで赤身少々…といった具合でいずれも60元。脂身を避けたい人が多いかもしれないが、プリプリしてジューシーでおいしいので半分くらいは入れてみたいところ。
学生街にあり、いつも賑わっているがテイクアウトがやや多め。
住:中正区羅斯福路三段316巷8弄3號 電:02-2368-2060 営:11時~24時(月曜休み)
師範大の南に広がる「師大夜市」の一角にある。「鹽水雞」とは日本の漢字に直すと「塩水鶏」、その名が示すように茹でた鶏肉を塩水で和えただけのもの。ニンニクが効いていてビールによく合う。
「半隻(バンジー)」とは鶏肉半羽分のこと、ムネ・モモ・手羽先が入って110元。ムネまたはモモだけなら各60元。ただし、鶏肉の各部位のほかにも野菜や豆腐類など豊富に揃えているので、合わせたいものを一緒に頼むことができる。ほかの具材は一律各20元、名前がわからなければ指さしでオーダーするとよい。
「要不要辣(辛くする)?」と聞かれるので「要(ヤオ)」、「不要(ブヤオ)」で答えよう。
住:大安区龍泉街52號 営:17時~24時半
こちらも「師大夜市」の中にある、焼き小籠包「生煎包」の店。夜市の中では比較的大きな道に面しており、プチプラ土産で人気の雑貨&文具店「金興發」の隣。この一帯が整備される前は簡素な屋台だったのだが、きちんと店を構えるようになったところを見るに稼ぎの良さが窺える。
こちらはたくさんの客が買い求めることを想定して、スタッフ数も十分に備えているので少々並んでもあっという間に購入できる。ちょっと待つことがあっても、スタッフの素早い手の動きで次々と生み出されていく生煎を眺めているのも楽しい。
1個10元、5個40元、12個で90元なので気軽に1個買って、気に入れば5個、12個と買い直すもよし。
住:大安区師大路39巷12號 電:0910-083-685 営:15時半~23時 U:hsu-ji.com
観光スポットで有名な「迪化」街の南サイドにある布市場「永楽市場」前広場に出ている屋台の店。焼けるのに時間がかかるため、並んでいる人が少ない時でもけっこう待つ場合もある。
メニューは「オレンジクリーム」と「大紅豆(金時豆)」、「切干大根」が各15元、「紫イモ」、「コーン&チーズ」が各20元/個。皮は薄目でサクサクと香ばしく餡はたっぷり、甘さも控えめでついお代わりしたくなる。
食べたいけど並びたくない、という人はできあがって陳列されているものを指さして買うとよい。
住:大同区迪化街一段21號 電:02-2368-2060 営:11時~17時
MRTオレンジライン「中山國小」駅北側の商店街にあるドーナツ専門店。行列する人のために、日除け/雨除けを設置してくれているのがうれしい。
ドーナツは小豆にタロイモ、ピーナツ、チョコレート、サツマイモ、クリーム、レーズン、チーズ、カレー、高菜の全12種と豊富でありながら、常備されているのは「原味(ユエンウェイ=プレーン)」のみ。ほかはすべて、11時・14時・16時にのみ揚げる。ほかの味が食べたい客はこの時間を目がけて並び、揚げたてをかっさらうかのように買っていく。
住:中山区雙城街17巷24號 電:0958-900-138 営:11時~19時15分 FB:twdounts
「寧夏夜市」の北側にある老舗豆花店。まだ20歳過ぎの3代目が継いだばかりだが、老いも若きもローカル客の根強い人気を誇る。
人気の「芋頭・花生・粉粿豆花」は65元、トッピングは1種+10元で、ほぼすべてが自家製だがタロイモ団子「芋圓」だけは九份の有名店「阿柑姨芋圓」から仕入れている。古くからの付き合いで、この「QQ感(中国語でモチモチの意)」を出すのは難しいそうだ。
暑い日には雪花冰(トッピング2種)75元、杏仁冰40元もオススメ。
住:大同区寧夏路49號 電:02-2550-6898 営:10時~翌1時 U:www.beansvillage.com.tw
9月半ばくらいまでしかマンゴーを置いていないかき氷店は多いが、なんと冬場は店ごと閉じてしまうのがこの店の最大の特徴。今年も4月頃に開いたと聞いて、台北人たちは夏の到来を知るのだ。
昼夜問わずの人気店なので、イートインもテイクアウトも並ばなければならない。だが猛暑の中並んだ後に食べるかき氷は格別だ。
初来台ならマンゴーやパイナップルもいいが、ぜひオリジナルのプリンをトッピングしてみていただきたい。卵の味がしっかりして、手作りの〝おふくろの味〟とでも言うべきか。
住:大同区雙連街2號
電:02-2550-6769
営:11時~22時半
U:goo.gl/E8ux1A
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